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  <title type="text">沿道ペダルの作品更新情報</title>
  <subtitle type="text">沿道ペダルが最近投稿した作品のリストです。最大100件を表示します</subtitle>
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    <name>沿道ペダル By 小説家になろう</name>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第72話　四人の答え](エピソード73)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[「四人を、ソルヴェンへ？」

ダグは机の上の書類から顔を上げた。迷宮管理院の執務室では、リサがソルヴェン王国から届いた文書を確認し、オズも傍らで報告書に目を通していた。ネブラディス大迷宮で起きている異]]></summary>
    <published>2026-11-04T20:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-11-04T20:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第71話　記録にない判断](エピソード72)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[「帰路を確保し、救助対象者七名を救出した」

リサが報告書の一文を読み上げたところで、ミレーナが顔を上げた。

「……すみません。そこ、違います」
「違う？」
「帰路は確保していません」

仕立て直し]]></summary>
    <published>2026-11-03T20:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-11-03T20:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第70話　少し合わない](エピソード71)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[救助活動から二日後の朝、ルアンは|月兎亭《げっとてい》の自室で、古い|外套《がいとう》を寝台に広げていた。

以前イネスに直してもらった脇から背中にかけての縫い目は、今もきちんと残っている。ただ、左肩]]></summary>
    <published>2026-11-02T20:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-11-02T20:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第69話　帰るところまで](エピソード70)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[壁の向こうにいる三人は、全員返事ができた。

オズが一人ずつ名前を確認し、怪我の有無を尋ねる。二人は問題なく動けるが、一人が構造変化の際に右足をひねり、体重を掛けると強く痛むらしい。出血はなく、壁の向]]></summary>
    <published>2026-11-01T20:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-11-01T20:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第68話　聞こえる方へ](エピソード69)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[四日後も、迷宮の封鎖は解かれていなかった。管理院ではその間、前回の調査で得られた記録の整理が続けられ、六十二年前の地図と現在図、鳴り返しが聞こえた位置、その後に構造が動いた範囲が何度も照合された。少な]]></summary>
    <published>2026-10-31T20:00:00+09:00</published>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第67話　湯気の向こう](エピソード68)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[翌日、ルアンは特に約束もしていなかったが、昼前になると七番倉庫へ向かった。

扉を開けると、セインが机の端に座り、両肩をゆっくり回している。ミレーナは向かいの椅子で帳面を開いていたが、仕事をしていると]]></summary>
    <published>2026-10-30T22:00:00+09:00</published>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第66話　途中の形](エピソード67)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[二日後の朝、ルアンは管理院の一室で右脚を曲げ伸ばししていた。

膝を抱えるように深く曲げても痛みはない。足首にも違和感はなく、床を踏み込んだときにだけ、太腿の奥にわずかな張りが残っている。

「痛みは]]></summary>
    <published>2026-10-30T20:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-30T20:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第65話　鳴り返し](エピソード66)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[「トウリ！」

呼びかけると、若い男がようやく顔を上げた。見知らぬ少年が目の前に立っていることを理解できないように、何度か目を瞬かせる。

「……誰だ？」

ルアンは答えるより先に右の壁を見た。石同士]]></summary>
    <published>2026-10-30T18:00:00+09:00</published>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第64話　一歩目](エピソード65)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[翌朝、ルアンたち五人は迷宮入口に張られた縄の前に立っていた。

ダグが管理院の職員へ許可証を渡す。確認を終えた職員が縄の一部を外すと、その向こうにはこれまで何度も歩いていた入口が、変わらない姿で口を開]]></summary>
    <published>2026-10-30T12:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-30T12:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第63話　一人欠けていたら](エピソード64)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[翌日の午後、ルアンは|白樹療院《はくじゅりょういん》の診察台に腰掛け、フィナに右腕を取られていた。

指を曲げ、手首を返し、肘を伸ばす。肩まで順に動きを確かめたあと、フィナは今度は両手でルアンの手首を]]></summary>
    <published>2026-10-30T07:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-30T07:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第62話　帰す道](エピソード63)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[十人の隊列が再び動き始めて間もなく、来た道がそのまま残っていないことが分かった。先頭を行くセインの少し後ろで、ルアンは六十二年前の地図と前方を交互に見る。帰路を示すために置いた仮設の|導灯《どうとう》]]></summary>
    <published>2026-10-29T22:00:00+09:00</published>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第61話　帰れない道](エピソード62)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[石板は、すぐには動かなかった。

両手に返ってくるのは、冷たく硬い石の重みだけだった。それでも足の裏から脚へ、腰へ、背中へとつながった|自脈《じみゃく》の流れは途切れず、肩を抜けて腕の先まで満ちている]]></summary>
    <published>2026-10-29T20:00:00+09:00</published>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第60話　迷宮は壊れていない](エピソード61)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[翌朝、ルアンが管理院へ着くと、ダグはすでに古い保全記録を何冊か机へ運んでいた。昨日閉鎖した帰還経路の図面も広げられ、壁が狭くなった位置には赤い印が付いている。

「最近、来るの早いな」
「そうですか？]]></summary>
    <published>2026-10-29T18:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-29T18:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第59話　道の途中](エピソード60)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[冬支度の買い物から二日後、ルアンはミレーナ、セイン、フィナとともに管理院へ来ていた。三人を呼んだのはリサで、前回の調査でそれぞれ違うものを見つけたことから、今回は管理院から正式に調査協力を頼みたいとい]]></summary>
    <published>2026-10-29T12:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-29T12:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-【外伝：第1話】鉄鍋亭の夜](エピソード59)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[冬支度の買い物を終えて店を出た頃には、通りの明かりが一つずつ灯り始めていた。昼間より冷えた風が建物の間を抜け、ルアンは今日買ったばかりの手袋をはめた手を一度握る。

隣を歩いていたセインが、唐突に言っ]]></summary>
    <published>2026-10-29T06:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-29T06:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第58話　冬支度](エピソード58)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[それから三日後。

仕事を終えて|月兎亭《げっとてい》へ戻ると、食堂の奥からセインとミレーナの声が聞こえてきた。

「これ、三人分しか残ってないだろ。俺の分は？」
「最初は四人分あったの。来る途中で三]]></summary>
    <published>2026-10-28T22:00:00+09:00</published>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第57話　まだない入口](エピソード57)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[その日の夜、ルアンは|月兎亭《げっとてい》で三人に昼間の調査結果を話した。

三十一年前にオズが補修した跡は、六十二年前と同じ形になった壁に残っていた。さらに、その近くから五十年以上前に使われていた導]]></summary>
    <published>2026-10-28T20:00:00+09:00</published>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第56話　壁の記憶](エピソード56)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[翌朝、ルアンは管理院へ着くと、昨日確認した二か所の記録をもう一度机に広げた。

六十二年前と同じ形になった窪みと、去年まであった壁の張り出しが消えた通路。形の違う二つの変化は、どちらも現在の迷宮が古い]]></summary>
    <published>2026-10-28T18:00:00+09:00</published>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第55話　戻ったなら](エピソード55)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[翌朝、ルアンは|外套《がいとう》を羽織ると、左脇の修理された部分へ指を滑らせた。

表から見れば、どこが破れていたのかほとんど分からない。それでも触れれば、補強された布の厚みがわずかに残っている。

]]></summary>
    <published>2026-10-28T12:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-28T12:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第54話　直した跡](エピソード54)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[朝から冷たい風が吹いていた。

迷宮管理院の裏手では、夜のうちに落ちた枯れ葉が石畳の隅へ集まり、職員が|箒《ほうき》で何度掃いても風に押し戻されている。ルアンは更衣室で仕事着へ着替え、脱いだ|外套《が]]></summary>
    <published>2026-10-28T07:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-28T07:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第53話　同じ寸法](エピソード53)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[古い地図は、朝になっても管理院の机の上に広げられたままだった。

六十二年前に作られたその地図には、現在の図面にはない窪みが描かれている。昨日見つけたばかりの現在の窪みと位置はほとんど同じだったが、そ]]></summary>
    <published>2026-10-27T22:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-27T22:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第52話　治せる傷](エピソード52)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[仕事を終えて点検表を提出すると、リサが机の脇から一枚の紙を抜き出した。

「ルアン、今日だったでしょ」
「何がですか？」
「腕の再診」

差し出された紙を見て、ようやく思い出した。数日前、|赤爪猿《あ]]></summary>
    <published>2026-10-27T20:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-27T20:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第51話　片方の肩](エピソード51)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[仕事を終えたルアンは、借りていた焦げ茶色の|外套《がいとう》を着て大門市場へ向かった。

イネスに言われた二日が経っている。今日はミレーナと約束しているわけでもなく、店へ行くのは一人だった。市場の手前]]></summary>
    <published>2026-10-27T18:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-27T18:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第50話　いつもの仕事](エピソード50)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[翌朝、|月兎亭《げっとてい》の階段を下りていくと、マーサがルアンの姿を見て手を止めた。

「見ない|外套《がいとう》だね」
「借り物」
「買ったんじゃないのかい」
「僕のは修理中。二日だけ貸してもらっ]]></summary>
    <published>2026-10-27T12:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-27T12:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第49話　まだ着られる](エピソード49)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[迷宮管理院を出たところで、冷たい風が破れ目から入り込んだ。

ルアンは反射的に左腕を身体へ寄せた。|外套《がいとう》の脇から背中にかけて裂けた布は、立っているだけならそれほど目立たないが、腕を動かすた]]></summary>
    <published>2026-10-27T07:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-27T07:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第48話　古い地図](エピソード48)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[探索者組合へ戻った時には、昼をかなり過ぎていた。四人が受付へ近づくと、ゴードは最初にセインの左腕を見て、その次に裂けた防水布へ視線を移した。手元の書類を閉じると、椅子を顎で示す。

「何があった」
「]]></summary>
    <published>2026-10-26T22:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-26T22:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第47話　四人の間合い](エピソード47)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[前方の壁には一匹、後ろの通路には二匹いる。

ルアンは振り返ったまま、近づいてくる|赤爪猿《あかづめざる》を見ていた。先頭の一匹は床を歩き、もう一匹は壁際へ寄っている。どちらもすぐに飛びかかってはこな]]></summary>
    <published>2026-10-26T20:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-26T20:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第46話　浅い場所の爪](エピソード46)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[二日後の朝、七番倉庫には四人が揃っていた。

セインは木箱に腰を下ろし、前日に四人で探索者組合へ寄った時に受けておいた依頼票を眺めている。ミレーナは隣から紙を覗き込み、フィナは持ってきた水筒を|鞄《か]]></summary>
    <published>2026-10-26T18:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-26T18:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第45話　ばらばらの報告](エピソード45)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[翌朝、|月兎亭《げっとてい》の食堂はいつもより少し混んでいた。

ルアンが朝食を食べている隣の卓では、迷宮帰りらしい二人の探索者が昨日歩いた道について話していた。片方は「西の階段まで妙に長かった」と言]]></summary>
    <published>2026-10-26T12:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-26T12:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第44話　四人の目](エピソード44)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[翌日の朝、七番倉庫には久しぶりに四人分の荷物が集まっていた。

ルアンが来た時には、ミレーナが木箱へ腰を下ろして|鞄《かばん》の中身を確かめており、セインは壁際で槍の穂先を布で拭いていた。ほどなくフィ]]></summary>
    <published>2026-10-26T07:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-26T07:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第43話　壁だった場所](エピソード43)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[翌朝、ルアンが迷宮管理院へ着いた時には、昨日まで長机を占領していた測り綱の半分が片づけられていた。

南側と東側の再測定は別の班へ引き継がれ、今日は通常の点検に戻るらしい。受付の奥ではリサが昨日の記録]]></summary>
    <published>2026-10-25T22:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-25T22:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第42話　記録にない空間](エピソード42)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[翌朝、管理院へ着くと、昨日よりさらに人が多かった。

入口近くの長机には、巻かれた地図と測り綱、木札、細い杭がいくつも並んでいる。普段なら点検へ出る職員たちが順番に道具を取っていく時間だが、今日は何人]]></summary>
    <published>2026-10-25T20:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-25T20:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第41話　同じはずの道](エピソード41)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[翌朝、|月兎亭《げっとてい》の窓は白く曇っていた。

食堂へ下りると、入口の近くにいた男が外から戻ってきたところらしく、|外套《がいとう》の肩を手で払っている。雪ではない。夜の間についた細かな霜が、朝]]></summary>
    <published>2026-10-25T18:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-25T18:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第40話　違う深さ](エピソード40)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[三日後の朝、七番倉庫の床は思っていたより冷えていた。

ルアンは壁際へ置いた荷物の横に座り、靴紐をほどいて右脚を伸ばした。外では朝の冷え込みが強くなっているらしく、石造りの倉庫にもその寒さが残っている]]></summary>
    <published>2026-10-25T12:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-25T12:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第39話　三人の日](エピソード39)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[三日後の朝、|月兎亭《げっとてい》を出たところで、ルアンの息が白くなった。

ほんの一瞬だった。試しにもう一度吐いてみると、今度は薄く曇っただけですぐに消えたが、それでも数日前とは空気が違う。ルアンは]]></summary>
    <published>2026-10-25T07:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-25T07:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第38話　見る場所](エピソード38)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[二日後の朝も冷えた。

昨日は一日、ダグと|導灯《どうとう》の点検に回っていた。迷宮の中にいる間はそれほど気にならなかったが、夕方に地上へ戻った途端、袖口から入った風がやけに冷たく感じられた。去年から]]></summary>
    <published>2026-10-24T22:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-24T22:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第37話　四人分の歩幅](エピソード37)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[朝、窓を開けたルアンは、すぐに閉めた。

冷たい空気が寝起きの顔へまともに当たり、思っていたより寒かった。数日前までなら窓を開けたまま着替えていたのに、今朝はそれをする気になれない。吐いた息が白くなる]]></summary>
    <published>2026-10-24T20:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-24T20:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第36話　一緒に行こう](エピソード36)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[翌朝、ルアンはいつもより少し早く目が覚めた。

まだ起きる時間には早く、窓の外も薄暗い。寝直そうと目を閉じたものの、前日のことが頭に浮かび、結局しばらく天井を見ていた。|導灯《どうとう》の異変ではなく]]></summary>
    <published>2026-10-24T18:00:00+09:00</published>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第35話　四人で見る](エピソード35)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[新しい靴は、まだ少し硬かった。

前の仕事を終えた帰り、ルアンはようやく大門市場の靴屋へ寄った。結局、ミレーナに言われる前から気になっていた厚手の革靴を買い、それから二日ほど街の中で履いて慣らしている]]></summary>
    <published>2026-10-24T12:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-24T12:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第34話　備え箱](エピソード34)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[フィナの次の休みは、二日後だった。

その朝、ルアンが|月兎亭《げっとてい》を出ると、何日も続いていた雨はすっかり上がっていた。濡れていた石畳もところどころ白く乾き始め、大門市場では久しぶりの日差しに]]></summary>
    <published>2026-10-24T07:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-24T07:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第33話　四人分の仕事](エピソード33)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[朝、窓を開けると雨は止んでいた。

何日も街の上に居座っていた雲はまだ残っているが、その切れ目から薄い光が落ちている。ルアンは洗って干していた仕事着の袖をつまみ、ようやく湿り気がなくなっていることを確]]></summary>
    <published>2026-10-23T23:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-23T23:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第32話　また行きたいです](エピソード32)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[|白鈴草《はくりんそう》の仕事から三日経っても、アルネスでは雨が続いていた。降り方そのものは強くないが、朝から晩まで細い雨が途切れず、|月兎亭《げっとてい》の廊下には乾ききらない洗濯物の匂いが漂ってい]]></summary>
    <published>2026-10-23T20:30:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-23T20:30:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第31話　六枚ずつ](エピソード31)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[翌朝、ルアンは寝台から起き上がろうとして、腰のあたりに鈍い痛みを感じた。怪我というほどではない。昨日、慣れない姿勢で|白鈴草《はくりんそう》を掘り続け、そのあと二人分の荷物を背負って歩いたせいだろう。]]></summary>
    <published>2026-10-23T18:30:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-23T18:30:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第30話　帰るまでが仕事](エピソード30)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[|白鈴草《はくりんそう》の採取は、思っていたよりずっと時間がかかった。

根は一本ずつ同じ形をしているわけではなく、真下へ伸びているものもあれば、隣の株と絡むように横へ広がっているものもある。ミレーナ]]></summary>
    <published>2026-10-23T12:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-23T12:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第29話　四人目](エピソード29)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[|白鈴草《はくりんそう》の採取当日、ルアンはいつもより少し早く目を覚ました。窓の外はまだ薄暗く、夜のうちに雨が降ったらしい通りの石畳が鈍く光っている。|月兎亭《げっとてい》の二階は静かで、階下からもま]]></summary>
    <published>2026-10-23T07:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-23T07:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第28話　三人で行く仕事](エピソード28)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[|白樹療院《はくじゅりょういん》から戻った日の夕方、ルアンは七番倉庫の床に座り、自分の右腕を眺めていた。

診察では、|自脈《じみゃく》を使ってもいいと言われた。ただし限界まで試すのは禁止。痛みや|痺]]></summary>
    <published>2026-10-22T23:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-22T23:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第27話　上手だからじゃない](エピソード27)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[翌朝、ルアンは仕事着に着替えたところでダグに呼び止められた。

「どこ行く気だ」
「南側の点検ですけど」
「その前に療院」
「またですか？」
「昨日は怪我人についてっただけだろ。お前が診てもらったわけ]]></summary>
    <published>2026-10-22T20:30:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-22T20:30:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第26話　才能があるのに](エピソード26)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[|白樹療院《はくじゅりょういん》で治療を受けてから二日後、ルアンは通常勤務へ戻っていた。右腕にも右脚にも痛みは残っていない。朝から何度かダグに具合を聞かれたことを除けば、いつもと変わらない一日のはずだ]]></summary>
    <published>2026-10-22T18:30:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-22T18:30:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第25話　白樹療院](エピソード25)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[翌朝、ルアンは迷宮管理院へ出勤して十分もしないうちに、ダグから|白樹療院《はくじゅりょういん》へ行くよう命じられた。

「もう大丈夫です」
「昨日も聞いた」
「今日は昨日より大丈夫です」
「だから診て]]></summary>
    <published>2026-10-22T12:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-22T12:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第24話　今日は、ちょっと静かだな](エピソード24)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[狭い通路の入口まで戻ると、ハルトは腕を組んで待っていた。ルアンの姿を確認した瞬間だけ、少し安堵したようにも見えたが、それはほんの一瞬だった。すぐに眉間へ深い|皺《しわ》が寄り、隣にいた二人の探索者まで]]></summary>
    <published>2026-10-22T07:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-22T07:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第23話　どうして来たの？](エピソード23)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[二つ目の|導灯《どうとう》は、思っていたより遠かった。曲がり角から見えた時には十数歩ほどに感じたが、通路は途中から緩く下り、その先でもう一度折れている。

ルアンは携帯灯を前へ向けながら、背後から届く]]></summary>
    <published>2026-10-21T23:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-21T23:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第22話　もう一基だけ](エピソード22)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[消えた|導灯《どうとう》の横を通り過ぎてからも、道はしばらく一本のままだった。六人は急がず、ハルトが白墨で残す印を確かめながら進んでいく。先ほど|裂牙犬《れつがけん》と戦った場所から離れるにつれて、床]]></summary>
    <published>2026-10-21T20:30:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-21T20:30:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第21話　十三秒](エピソード21)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[地図にない道へ入ってから、しばらくは何も起こらなかった。

ハルトは十歩から十五歩おきに白墨で壁へ印を残し、曲がり角では必ず二重に線を引いた。探索者の一人も念のため細い縄を腰袋から取り出し、分岐があれ]]></summary>
    <published>2026-10-21T18:30:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-21T18:30:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第20話　地図のない道](エピソード20)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[北西第三補助路の枝道が閉鎖されてから、二日が経った。

一週間前には通れていたはずの道は、その後の調査でも行き止まりのままだった。壁を削った痕跡も、崩落した形跡も見つからず、地質担当が採取した岩片も周]]></summary>
    <published>2026-10-21T12:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-21T12:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第19話　昨日の道](エピソード19)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[翌朝、ルアンはいつも通り|月兎亭《げっとてい》を出た。

昨夜は|鉄鍋亭《てつなべてい》でセインとミレーナと食事をしたせいか、七番倉庫へ行かなかったにもかかわらず寝つきがよかった。何か特別なことをした]]></summary>
    <published>2026-10-21T07:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-21T07:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第18話　鉄鍋亭](エピソード18)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[その日の仕事は、珍しく予定より早く終わった。

中層北西側の点検は午前中に大きな異常もなく終わり、午後に予定されていた補助導灯の交換も、別の班が先に対応していた。管理院へ戻って記録を書き終えた頃には、]]></summary>
    <published>2026-10-20T23:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-20T23:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第17話　槍は迷わない](エピソード17)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[中層勤務を始めてから、一週間が過ぎた。

地下湖へ続く通路にも少しずつ慣れ、最初の頃ほど周囲を見回さなくなった。どの辺りから石床が滑りやすくなるのか、どこで工具袋の肩紐を締め直した方が楽なのか、湖岸か]]></summary>
    <published>2026-10-20T20:30:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-20T20:30:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第16話　回収士](エピソード16)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[|針尾蜥蜴《はりおとかげ》に襲われてから三日が過ぎた。

仕事着についた裂け目はマーサが直してくれたが、前より少し目立つ色の糸が使われている。本人によれば「同じ色がなかっただけ」らしいが、ルアンには魔]]></summary>
    <published>2026-10-20T18:30:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-20T18:30:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第15話　一瞬だけ強い](エピソード15)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[中層勤務二日目の朝、ルアンは前日より少し遅く目を覚ました。

昨日は地下湖を初めて見た興奮で疲れを忘れていたが、寝台から身体を起こすと、脚と肩にしっかり疲労が残っている。浅層勤務では感じなかった種類の]]></summary>
    <published>2026-10-20T12:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-20T12:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第14話　地下湖](エピソード14)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[翌朝、ルアンはいつもよりかなり早く目を覚ました。

窓の外はまだ薄暗く、|月兎亭《げっとてい》の一階からも物音はほとんど聞こえない。もう一度眠ろうと思えば眠れそうだったが、枕元に置いてある勤務表を見た]]></summary>
    <published>2026-10-20T07:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-20T07:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第13話　十秒](エピソード13)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[大消灯から十二日が過ぎた。

迷宮都市アルネスは、少しずつ以前の姿へ戻りつつあった。浅層の立入制限は段階的に解除され、復旧した区域では探索者や採掘人の姿も増えている。ただし十三号より奥にはまだ点検中の]]></summary>
    <published>2026-10-19T22:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-19T22:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第12話　灯りのあと](エピソード12)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[翌朝、ルアンが目を覚ますと、右腕にはまだ重い疲労が残っていた。昨日ほどの痛みではないものの、肩より上へ持ち上げようとすると腕の内側がじんわりと|痺《しび》れる。寝台の上で指を一本ずつ動かしてみると、感]]></summary>
    <published>2026-10-19T20:30:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-19T20:30:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第11話　七十歩](エピソード11)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[迷宮大門の警報鐘は、鳴り始めてから一度も止まっていなかった。

普段なら探索者や採掘人で賑わう浅層入口には管理院の職員が集まり、次々と運び込まれる携帯灯や予備の魔石を受け取っている。|導灯《どうとう》]]></summary>
    <published>2026-10-19T18:30:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-19T18:30:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第10話　黒い導灯](エピソード10)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[試験に落ちてから、四日が過ぎた。

ルアンの毎日は、それ以前とほとんど変わっていなかった。朝になれば|月兎亭《げっとてい》で黒パンとスープを食べ、迷宮管理院へ出勤し、ダグと|導灯《どうとう》を点検する]]></summary>
    <published>2026-10-19T12:00:00+09:00</published>
    <updated>2026-10-19T12:00:00+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第9話　もう一回](エピソード9)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[翌朝、目を覚ましたルアンが最初に感じたのは、脚に残る重さだった。昨日の荷重歩行で酷使した|太腿《ふともも》はまだ張っていて、寝台から降りると膝の周りにも鈍い痛みが走る。それでも公開訓練の翌朝ほどひどく]]></summary>
    <published>2026-10-19T00:13:32+09:00</published>
    <updated>2026-10-19T00:13:32+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第8話　中層勤務資格試験](エピソード8)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[試験当日の朝、ルアンは鐘が鳴る前から目を覚ましていた。ここ数日は起きる時間もすっかり安定し、マーサに大声で叩き起こされることもなくなっている。それ自体は喜ばしい変化なのだが、今日は少し事情が違った。目]]></summary>
    <published>2026-10-18T23:41:48+09:00</published>
    <updated>2026-10-18T23:41:48+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第7話　もっと先へ](エピソード7)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[翌朝、ルアンは目覚まし代わりの鐘が鳴る少し前に目を覚ました。身体の痛みは昨日よりずいぶん軽くなっている。腕や脇腹にはまだ鈍い張りが残っていたが、寝台から起き上がるだけで顔をしかめるほどではなかった。
]]></summary>
    <published>2026-10-18T21:31:10+09:00</published>
    <updated>2026-10-18T21:31:10+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第6話　槍の少年](エピソード6)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[翌朝、目を覚ました瞬間、ルアンは身体のあちこちに昨日より重い痛みが残っていることに気づいた。腕も脚も痛い。背中まで鈍く張り、寝台から起き上がろうと腹に力を入れたところで、脇腹にも痛みが走る。昨日の公開]]></summary>
    <published>2026-10-18T21:30:07+09:00</published>
    <updated>2026-10-18T21:30:07+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第5話　弱いということ](エピソード5)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[翌朝、ルアンが|月兎亭《げっとてい》の食堂へ下りると、マーサは窓際の椅子に腰掛け、何かを縫っていた。膝の上にある濃灰色の布には見覚えがある。昨日、|岩鼠《いわねずみ》の爪に裂かれた仕事着だった。|裾《]]></summary>
    <published>2026-10-18T20:16:53+09:00</published>
    <updated>2026-10-18T20:16:53+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第4話　第十五導灯](エピソード4)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[「今日は十五号、見てこい」

朝の点検表を受け取ったルアンは、そこに書かれた番号をもう一度見た。間違いなく、第十五導灯だけが記されている。

「……僕が？」
「ほかに誰がいる」
「一人で？」
「一人で]]></summary>
    <published>2026-10-18T20:05:52+09:00</published>
    <updated>2026-10-18T20:05:52+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第3話　銀貨十二枚](エピソード3)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[給料日まで、あと四日。

ルアンは朝食の黒パンをかじりながら、頭の中で何度目か分からない計算をしていた。宿代、食事代、洗濯代。仕事で使う細かな消耗品に、先月破れた靴下の替え。それから、できれば卵も一つ]]></summary>
    <published>2026-10-18T19:56:31+09:00</published>
    <updated>2026-10-18T19:56:31+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第2話　使える、と安全は違う](エピソード2)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[翌朝、ルアンは鐘が鳴るよりずっと前に目を覚ました。

正確には、右腕の鈍い痛みで目が覚めた。布団の中で腕を伸ばすと、肩から指先にかけて、筋肉痛に似た重さがじわりと走る。昨夜、七番倉庫で何度も魔力を流し]]></summary>
    <published>2026-10-18T19:55:01+09:00</published>
    <updated>2026-10-18T19:55:01+09:00</updated>
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    <title type="html"><![CDATA[連載作品[冠なき灯守（かんなきともり） ―迷宮の片隅で、消えてはならない灯りを守る少年は、七つの大迷宮をめぐり、その先へ―-第1話　朝の迷宮都市](エピソード1)]]></title>
    <summary type="html"><![CDATA[「ルアン坊や！　起きな！」

階下から響いてきた大声に、ルアン・ヴァレンはゆっくりと目を開けた。最初に見えたのは、何年も見慣れた|月兎亭《げっとてい》の薄暗い天井だった。染みの浮いた板張りをぼんやり眺]]></summary>
    <published>2026-10-18T19:48:36+09:00</published>
    <updated>2026-10-18T19:48:36+09:00</updated>
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